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岩谷堂箪笥

デザイン

岩谷堂箪笥のデザインは永い年月を経て匠職人たちによって造られてきました。
江戸時代の岩谷堂箪笥を現代風岩谷堂箪笥のデザインと比較すると家庭的な印象を受けます。当時の種類は、尺使い(30㎝)間隔の整理箪笥を基本としていますが現在では、水屋(食器棚)、洋服タンス、階段箪笥など多くの箪笥が生産されています。中でも階段箪笥は実際に階段にも利用されました。
その他、船舶の中用箪笥の舟箪笥。前後に動かず左右に移動しやすいように車がついている車箪笥などその種類は多彩で見るだけでも興味のそそられる箪笥が沢山あります。

塗り

漆塗りが代表的なものですが、主に2種類があります。
塗っては磨くという工程を繰り返す拭き漆塗り。透き漆を塗って素材の木目を生かす木地蝋塗りがあります。
拭き漆塗りも透明の木地蝋塗りも、どちらも多くの手間がかかりますが欅本来の木目の美しさをいつまでも保つのです。数十年も経て次第に欅も木目が見えて、漆がさえてくるのです。時を経るほど、独特の風合いが醸し出されるのも、本物の漆塗りならではの味わいといえます。
また他に、堆朱塗り、黄口塗り等有色の塗りもあります。

材料~木材

主に使用れる木材は、欅、桐、栗、杉などです。
なかでも特徴づけているものが欅です。岩谷堂箪笥の顔とも言えるでしょう。
板目、柾目、杢目など欅には重厚さがあります。強い材質(粘り強い性質)を誇る欅が多く使用されているのも特徴です。また岩手県内では良質の欅が多く、このことが岩谷堂箪笥の意匠の基本になったと思われます。
一方、箪笥の内部には桐の無垢材が使われています。日本の四季に耐えられる桐は狂いがなく火に強い、湿気を吸収し発散できるのも桐の特性で、衣類を長い間大切に守る箪笥に最適です。

材料~漆(うるし)

漆の木に傷をつけて乳白色の樹液を集めたものが『漆』です。
自然の漆の木から採取された漆は自然塗料であり人体へ無害であり、色々な細菌を殺菌することも実験結果で証明されており、室内で使用する家具には適してます。
更に漆を重ねて塗り(下塗り、中塗り、上塗り)など各工程に合わせて使用しています。

材料~金具

岩谷堂箪笥の代表的な飾り金具。
金具の種類で代表的なのが2種類あり「手打彫り」のものと、南部鉄器(岩手県盛岡市、奥州市でつくられる鉄器の伝統工芸品)金具のものと2種類あります。
浮き彫りされた絵模様は硬さはもちろん鮮やかさ、デザインの豊富さで、岩谷堂箪笥としての格調を高めています。
絵模様の種類には、梅に鶯、唐草、松竹、龍、花鳥、虎に竹、桐、ボタン等がありますが、最近は、お客様のニーズに応えたデザインを特注でお造りしております。